22.醤油の栄養分のこと
お醤油にカロリーや栄養ってあるのでしょうか?
なかなか塩分以外は認識することがありませんが、実は塩分以外にもさまざまな栄養成分が含まれています。
大さい1杯分(18g)のカロリーはおおよそ13kcalです。
30代女性の1日に必要な栄養分を100%とした場合、こいくち醤油 10g で、以下の割合の栄養分を摂取できます。
食塩が18%、マグネシウム・りん・鉄分・たんぱく質がそれぞれ約2%、ビタミンB2・ビタミンB6・カリウム・葉酸・亜鉛・ナイアシン・パントテン酸がそれぞれ1%、その他の微量な栄養成分が約1%未満。
同様の場合、うすくち醤油 10g で、以下の割合の栄養分を摂取できます。
食塩が20%、マグネシウムが約2%。、りん・鉄分・たんぱく質・ビタミンB2・ビタミンB6・カリウム・亜鉛・ナイアシン・パントテン酸がそれぞれ1%、その他の微量な栄養成分が約1%未満。
いかがでしょうか?
量は大変微量ですが、大豆と小麦から生じた塩分以外の必要な栄養分も全くないわけではないのです。
醤油で必要な栄養素を確保しようとするのは、やはり塩分を取り過ぎてしまうことになるのでおすすめできませんが、「同量の塩だけの味付けよりは、色・香り・味以外にも少しメリットがある」ぐらいに覚えておくとよいかもしれません。
しかし、大さじ1/2強で一日に必要な食塩の約1/5も摂取してしまうというのは驚きですね。
煮汁にしたり、数滴かけて使うだけだったりということもありますので、大さじ1杯分も丸ごと食べる機会というのは思うほどないかもしれません。
ただ、健康上塩分に気を使われる方、たとえば心臓や肝臓に疾患をおもちの方、高血圧の方、もうすこし身近なところで、味の濃い料理が好きだったり宴会や外食の多い方(飲み屋さんの食事は塩辛い料理が多いですね)などは、醤油分の取り過ぎはよくないことを意識しておきましょう。
たとえば汁物(味噌汁、澄まし汁、ラーメン、カップラーメンなど)の汁を飲まないようにしたり、おひたしにかけるものは醤油ではなくポン酢にしたりと、工夫次第でかなり塩分摂取量をコントロールすることができます。